お葬式の髪型マナー|夏の酷暑対策も解説
突然の訃報に、慌ただしく喪服の準備を進める。
そんなとき、意外と見落とされがちなのが「髪型」のマナーではないでしょうか。
「まとめ髪の位置はどこが正解なのか」「ヘアアクセサリーは何を選べばよいのか」「夏場は汗でまとめ髪が崩れてしまいそう」。
こうした疑問を抱えたまま、当日を迎えてしまう方も少なくありません。
髪型は、服装ほど厳密なルールがないと思われがちですが、実はお辞儀や焼香のたびに視線が集まりやすい部分でもあります。
だからこそ、正しいマナーを知っておくことは、故人への敬意を示すうえでとても大切です。
さらに、気温が高くなる夏場の葬儀では、汗や湿気によってまとめ髪が崩れやすいという、季節特有の悩みも加わります。
この記事では、お葬式にふさわしい髪型の基本マナーから、男女・子どもそれぞれのおすすめヘアスタイル、そして夏の酷暑を乗り切るための具体的な工夫まで、幅広く解説していきます。
最後まで読んでいただければ、季節を問わず安心して参列できる髪型の知識が身につくはずです。
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お葬式の髪型で押さえるべき基本マナー

お葬式における髪型には、服装と同じように守るべき基本原則が存在します。
これらの原則を理解しておけば、髪の長さや性別を問わず、失礼のない身だしなみを整えられるようになるでしょう。
ここでは、髪型マナーの土台となる4つのポイントについて解説していきます。
清潔感と落ち着きを最優先にする理由
お葬式は、故人との最後のお別れを行う、厳粛な場です。
華やかさやおしゃれさを演出する結婚式とは異なり、お葬式では地味すぎるくらいの落ち着いた髪型が適しているとされています。
寝ぐせがついたままの髪や、乱れた前髪は、周囲に不快な印象を与えてしまう可能性があるため注意しましょう。
髪をきちんと整え、清潔感のある状態にしておくことは、故人や遺族に対する最低限の礼儀といえます。
特にお葬式では、受付や焼香、遺族への挨拶など、お辞儀をする場面が数多くあります。
そのたびに髪を手で直したり、乱れた髪を気にしたりする仕草は、決して好ましいものではありません。
こうした事情から、お葬式に参列する際は、動作の多さを見越して、乱れにくい髪型を意識しておくことが大切です。
髪色は黒または暗めのトーンが基本
お葬式にふさわしい髪色は、黒が基本とされています。
金髪や明るすぎるヘアカラーは、厳粛な場にはふさわしくないため、参列前に黒染めスプレーなどで一時的に対応するのがおすすめです。
もともとの地毛が茶色がかっている方や、黒に近いダークブラウンであれば、そのままでも問題ないとされるケースが多いでしょう。
ただし、インナーカラーとして派手な色を入れている場合は、髪をまとめる際に見えてしまわないよう配慮が必要です。
なお、遺族という立場で参列する場合は、四十九日法要を終えるまでの「忌中」の期間、できるだけ黒髪で過ごすことがマナーに適っているとされています。
美容室の予約がすぐに取れない場合や、急な訃報で対応が難しい場合には、市販のヘアカラースプレーなどを活用し、一時的に暗い髪色へ整える方法も検討してみましょう。
耳より低い位置でまとめるのが弔事のルール
髪をまとめる際に、特に重要なポイントとなるのが「結ぶ位置」です。
一般的に、「耳より高い位置でまとめるのは慶事、耳より低い位置でまとめるのは弔事」とされています。
結婚式などのお祝いの席では、華やかな印象を与える高い位置のポニーテールも好まれますが、お葬式でこれを行うとカジュアルで軽い印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、一つ結びやお団子結びをする際には、必ず耳よりも下の位置で、後ろに垂らすようにまとめましょう。
鏡で確認したときに、後れ毛が出ていない、すっきりとした状態が理想的です。
この「耳より下」という原則さえ覚えておけば、髪型選びで大きく迷うことは少なくなるはずです。
整髪料は無香料・艶なしを選ぶ
意外と見落とされがちなのが、整髪料そのものに関するマナーです。
髪をセットする際にワックスやスプレーを使用する場合は、艶が出にくいタイプを選ぶようにしましょう。
光沢感のあるスタイリング剤を使うと、おしゃれを意識したような印象を与えてしまい、お葬式の場にはふさわしくありません。
さらに注意したいのが、香りについてです。
お葬式の会場は、比較的密閉された空間であることが多く、強い香りは周囲の方に不快感を与えてしまう可能性があります。
そのため、整髪料を使用する際は、必ず無香料タイプを選ぶことを心がけましょう。
普段香り付きのワックスやスプレーを愛用している方は、参列前に無香料のものを準備しておくと安心です。
【女性】髪の長さ別お葬式ヘアスタイル
女性の髪型は、ロングヘアからショートヘアまで長さがさまざまで、アレンジの選択肢も多い分、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、髪の長さ別に、お葬式にふさわしいヘアスタイルを具体的に紹介していきます。
ロングヘアの場合|一つ結び・シニヨンでまとめる
髪の長い方に、まずおすすめしたいのが「一つ結び」です。
耳より低い位置で、後れ毛を出さずにまとめることで、誰でも簡単に清潔感のある印象に仕上げられます。
黒いヘアゴムだけで結んでも問題ありませんが、シュシュやバレッタなどのシンプルなヘアアクセサリーを使うことで、より丁寧な印象になるでしょう。
もう1つのおすすめは「シニヨン」と呼ばれる、まとめ髪を毛先まで巻きつけてピンで固定するお団子スタイルです。
一つ結びよりもコンパクトにまとまるため、上品で落ち着いた印象を演出できます。
シニヨンカバーやシニヨンネットといった専用アイテムを使えば、髪をまとめるのが苦手な方でも簡単に美しく仕上げられるため、ぜひ活用してみてください。
パーマやくせ毛でまとまりにくい方には、特にこのシニヨンスタイルが向いているといえるでしょう。
ミディアムヘアの場合|低めの位置でひとつに
肩につく程度のミディアムヘアの方も、基本的にはロングヘアと同様、一つにまとめるのがマナーです。
髪をクシで丁寧にとかしてから、耳より低い位置、うなじのあたりで結びましょう。
このとき、前髪やサイドの髪が顔にかからないよう、ヘアピンなどでしっかりと固定しておくことが大切です。
ミディアムヘアは長さが中途半端になりやすく、まとめてもうまくいかないと感じる方もいるかもしれません。
そうした場合は、両サイドの髪だけをまとめる「ハーフアップ」を選ぶという方法もあります。
ただし、ハーフアップは基本的に華やかな印象を与えやすいため、あくまで一つ結びが難しいミディアムヘアやボブヘアの方に限った、代替案として捉えておくとよいでしょう。
ショートヘア・ボブの場合|耳掛け・内巻きで整える
髪が短いショートヘアやボブヘアの方であっても、油断は禁物です。
お辞儀をした際に、前髪や横の髪が顔にかかってしまう場合は、髪を耳にかけて、ヘアピンで留めるようにしましょう。
耳の上と後ろの2箇所を留めて髪を軽く被せるようにすると、ピンが目立たず自然な仕上がりになります。
もう1つのおすすめは、ドライヤーやヘアアイロンを使って毛先を内側に向ける「内巻きヘア」です。
内巻きにすることで、穏やかでやさしい印象を演出でき、黒色の喪服との相性も良好です。
外側にはねる「外ハネヘア」はカジュアルな印象を与えてしまうため、お葬式の場では避けたほうがよいでしょう。
和装で参列する場合の髪型
親族として和装で参列する場合にも、ふさわしい髪型のポイントがあります。
ショートヘアの方は、普段通りの髪型のままで問題ありません。
ロングヘアの場合は、耳より低い位置でアップにまとめ、コンパクトに収めるよう心がけましょう。
ミディアムヘアの場合は、黒いヘアピンを使って耳を出すように整えると、和装との調和が取れた仕上がりになります。
和装は洋装以上に全体のバランスが重視されるため、派手なヘアアクセサリーは避け、できるだけシンプルにまとめることを意識してください。
【男性】お葬式にふさわしい髪型

男性の髪型は、女性ほどアレンジの幅が広くないものの、押さえておくべきポイントはいくつか存在します。
ここでは、髪の長さ別に、お葬式にふさわしい髪型を紹介していきます。
短髪の場合|寝ぐせを整えるだけでOK
普段から髪を短く整えている方であれば、特別なセットは必要ありません。
寝ぐせをクシで整えるだけで、十分にお葬式にふさわしい身だしなみとなります。
ポイントとなるのは、手を加えすぎないということです。
ワックスやスプレーを使いすぎてしまうと、おしゃれで華美な印象を与えてしまう可能性があるため、あくまで自然な仕上がりを意識しましょう。
なお、髪色が明るい場合は目立ちやすいため、参列前に暗めの色へ整えておくことをおすすめします。
前髪が長い場合|七三分け・オールバックが基本
襟足は短いものの、前髪や顔まわりの毛がやや長いという方には、「七三分け」や「オールバック」がおすすめです。
ヘアスプレーやワックスを適度に使用し、動いたときに顔まわりの毛が落ちてこないよう、しっかりと固定しておきましょう。
このとき、スタイリング剤を使いすぎて光沢感が出てしまうと、おしゃれを意識したような印象になってしまうため、量には十分注意してください。
特に七三分けは、真面目で落ち着いた印象を与えるため、お葬式の場に古くからふさわしいとされてきた髪型です。
比較的簡単にセットできるスタイルでもあるため、普段あまり髪をセットする習慣がない方でも、安心して取り入れられるでしょう。
ロングヘアの場合|低い位置でひとつに結ぶ
髪の毛が肩につく程度まで伸びている男性の場合も、女性と同様に一つにまとめるのがマナーです。
クシで丁寧にとかしたあと、黒色のヘアゴムを使い、うなじのあたりで結びましょう。
結んだ位置から、前髪やサイドの毛が出てきてしまう場合は、ヘアピンやワックスを使ってきちんと固定しておくことが大切です。
女性の髪型と同様に、ワックスなどで光沢を出しすぎないように注意しながら仕上げましょう。
夏の葬式で崩れない髪型と酷暑対策
夏場のお葬式では、通常のマナーに加えて、暑さへの対策という新たな課題が加わります。
汗や湿気によってまとめ髪が崩れてしまうと、だらしない印象を与えてしまうだけでなく、当日の集中力も削がれてしまうものです。
ここでは、酷暑のなかでも清潔感を保ちながら参列するための、具体的な工夫を紹介していきます。
汗・湿気でまとめ髪が崩れる原因と対策
夏場のまとめ髪が崩れやすい最大の原因は、汗による湿気です。
うなじや襟足に汗をかくと、その水分によって髪がまとまりにくくなり、後れ毛や広がりが発生しやすくなります。
このような崩れを防ぐためには、まず髪をしっかり乾かしてからセットすることが基本です。
生乾きの状態で結んでしまうと、汗と混ざり合ってさらに崩れやすくなってしまうため注意しましょう。
また、まとめる際には、キープ力の高いヘアゴムやピンを使用するのもおすすめです。
シリコン製のヘアゴムは滑りにくく、汗で湿った髪でもしっかりとホールドしてくれます。
以下に、夏場のまとめ髪対策として押さえておきたいポイントをまとめました。
- 髪を完全に乾かしてからセットする
- キープ力の高いヘアゴムやピンを選ぶ
- 崩れやすい根元部分は、軽くスプレーで固定する
- 会場に到着したら、鏡で乱れをチェックする時間を確保する
事前にこうした対策を取っておくことで、長時間の式のあいだも、崩れにくい髪型を保ちやすくなるでしょう。
うなじを見せるすっきりまとめ髪で涼しさと清潔感を両立
夏の暑さ対策として、意外と効果的なのが「うなじを見せるまとめ髪」です。
髪が首元にかかっていると、それだけで通気性が悪くなり、汗をかきやすくなってしまいます。
そのため、うなじがすっきりと見える高さでまとめることで、涼しさと清潔感を同時に得ることができるのです。
ただし、まとめる位置はあくまで「耳より低い位置」という基本マナーを守る必要があります。
涼しさを求めるあまり、高い位置で結んでしまうと、慶事を連想させる華やかな印象になってしまうため注意しましょう。
耳の下からうなじにかけての位置で、しっかりとまとめることで、マナーを守りながらも快適に過ごせる髪型に仕上げられます。
シニヨンやお団子結びは、うなじ部分がすっきりと見えやすいスタイルであるため、夏場には特におすすめの選択肢といえるでしょう。
崩れにくいヘアピン・ヘアネットの活用法
夏場の暑さで髪がまとまりにくいと感じる方には、「ヘアネット」の活用もおすすめです。
シニヨンネットやシニヨンカバーを使用すると、髪をまとめたあとの形が長時間崩れにくくなり、汗をかいても型崩れを防げます。
こうしたアイテムは、100円ショップやアクセサリーショップなどで手軽に購入できるため、事前に用意しておくと安心です。
また、ヘアピンについても、しっかりと固定できるタイプを選ぶことが大切です。
アメピンやUピンを使う場合は、1本だけでなく複数本を交差させるように挿すと、汗で滑りにくくなり、より安定した仕上がりになります。
以下は、夏場に活用したいヘアアイテムの一例です。
| アイテム | 特徴・使い方 |
|---|---|
| シニヨンネット | まとめた髪を包み込み、型崩れを防ぐ |
| キープ力の高いヘアピン | 複数本を交差させて固定力を高める |
| 崩れ防止スプレー | 根元やアホ毛の立ち上がりを抑える |
| 汗を吸収するインナーキャップ | 頭皮の汗を吸収し、蒸れを軽減する |
こうしたアイテムをうまく組み合わせることで、酷暑のなかでも崩れにくく、清潔感のある髪型を長時間キープできるでしょう。
制汗剤・汗拭きシートを使う際のニオイマナー
夏場のお葬式では、汗のニオイへの配慮も忘れてはいけないポイントです。
会場は密閉された空間であることが多いため、汗のニオイがこもりやすく、周囲の方に不快感を与えてしまう可能性があります。
制汗剤や汗拭きシートを使用する際は、こちらも整髪料と同様に、無香料タイプを選ぶようにしましょう。
香りの強い制汗剤は、たとえ良い香りであっても、厳粛な場にはふさわしくないとされています。
汗拭きシートは、外出前や会場に到着する直前に、首元やうなじを中心に使用しておくと、式のあいだも快適に過ごせるでしょう。
また、汗をかきやすい方は、涙用のハンカチとは別に、汗拭き用のハンカチを1枚追加で持参しておくのもおすすめです。
こうした細やかな配慮を積み重ねることが、周囲への思いやりにもつながります。
【子ども】お葬式にふさわしい髪型

子どもがお葬式に参列する場合も、基本的なマナーは大人と同様です。
ここでは、制服の有無に応じた、子どもの髪型の整え方について解説していきます。
制服がある場合は普段のままでよい理由
学校の制服がある年齢の子どもであれば、制服自体が正装として扱われるため、髪型についても普段の通学スタイルのままで問題ありません。
通学のために結んでいる二つ結びや三つ編みであっても、清潔感があり、常識の範囲内であれば、特に気にする必要はないとされています。
これは、制服という正装がすでに整っているため、大人ほど厳密な髪型のルールを求められないという考え方に基づいています。
とはいえ、あまりにも派手なヘアアクセサリーを使用している場合は、当日だけ控えめなものに変更しておくと、より安心できるでしょう。
制服がない場合の前髪・まとめ髪の整え方
制服のない未就学児や、制服が存在しない学校に通う子どもの場合は、大人と同様のマナーを意識してあげる必要があります。
まず、前髪が伸びている場合は、目にかからないようあらかじめ整えておきましょう。
前髪が中途半端な長さであれば、サイドに流してヘアピンで固定しておくと、式のあいだも髪を気にせず過ごせます。
髪が長い子どもの場合は、大人と同じく耳より下の位置で一つに結んであげましょう。
黒や落ち着いた色のヘアゴムを使い、派手な飾りのついたものは避けるのがマナーです。
寝ぐせがついたままにならないよう、当日の朝はクシでしっかりととかしてあげることも忘れないようにしてください。
お葬式で避けるべきNGヘアスタイル
ここまで紹介してきたマナーとは反対に、お葬式の場では避けるべき髪型もいくつか存在します。
ここでは、代表的なNGヘアスタイルと、それぞれの改善方法をあわせて紹介していきます。
事前にNG例と対処法を知っておくことで、当日慌てずに対応できるはずです。
高い位置のポニーテール・お団子はNG
改善方法:耳より低い位置で結び直す
耳より高い位置で結ぶポニーテールやお団子結びは、前述の通り慶事を連想させるため、お葬式の場にはふさわしくありません。
普段、高い位置でまとめる習慣がある方は、当日は意識的に耳より下の位置まで下げて結び直すようにしましょう。
もし高い位置でしか綺麗にまとまらないと感じる場合は、いったん低い位置で一つ結びをしてから、毛先をシニヨンのように丸めてまとめると、落ち着いた印象に仕上がります。
巻き髪・編み込み・ハーフアップは華やかすぎる
改善方法:ストレートアイロンで髪を落ち着かせ、シンプルな一つ結びに変更する
巻き髪や編み込みは、それ自体が華やかな印象を持つヘアスタイルであるため、お葬式には不向きとされています。
普段から巻き髪を楽しんでいる方は、参列前にストレートアイロンで髪を伸ばし、落ち着いた質感に整えてから結ぶとよいでしょう。
編み込みをほどくのが難しい場合は、あらかじめ当日の朝にシンプルな一つ結びでセットし直すことをおすすめします。
また、ロングヘアの方が上半分だけをまとめるハーフアップも、華やかな印象を与えてしまうため避けたほうが無難です。
ハーフアップにしたい場合は、あくまで一つ結びが難しいミディアムヘアやボブヘアに限った代替案として捉え、ロングヘアの方は全体をしっかりとまとめましょう。
後れ毛やルーズなまとめ髪は清潔感を損なう
改善方法:スプレーやヘアピンで後れ毛を丁寧に固定する
近ごろのトレンドとして人気のある、あえて後れ毛を出す「ルーズなまとめ髪」も、お葬式の場では避けるべきスタイルです。
ルーズな仕上がりは、こなれた雰囲気を演出できる反面、お葬式ではだらしない印象を与えてしまう可能性があります。
改善するためには、まとめたあとに出てきた後れ毛を、ヘアピンでしっかりと留めるか、崩れ防止用のスプレーで軽く抑えるようにしましょう。
特に、こめかみや襟足まわりの後れ毛は目立ちやすいため、鏡で全体を確認しながら、丁寧に仕上げることが大切です。
お葬式の髪型に関するよくある質問
ここでは、お葬式の髪型について、多くの方が疑問に感じやすいポイントをQ&A形式で紹介していきます。
家族葬でも髪型のマナーは必要か
身内だけで行う家族葬であっても、髪型のマナーを守ることをおすすめします。
「家族だけだから」と油断してしまうと、後々になって親族から指摘を受けたり、意図せず話題にされたりする可能性があるためです。
また、火葬場や斎場は、他のご遺族も利用する公共の場でもあります。
自分たちの葬儀の規模にかかわらず、周囲への配慮として、基本的なマナーは守っておくと安心でしょう。
ヘアカラーが明るい場合はどうすればよいか
普段からヘアカラーを楽しんでいる方は、急な訃報に慌ててしまうこともあるかもしれません。
明るすぎる髪色の場合は、参列前に黒染めスプレーなどを使い、一時的に暗い色へ整えることをおすすめします。
美容室の予約が取れず、染め直しが難しい場合でも、極端に派手な色でなければ、そのまま参列しても大きな問題にはならないとされています。
ただし、可能な範囲で暗めの色に近づける努力をしておくと、より丁寧な印象になるでしょう。
おすすめのヘアアクセサリーの選び方
お葬式で使用するヘアアクセサリーは、黒色でマットな質感のものを選ぶのが基本です。
光沢のある素材や、パールなどの装飾がついたものは、たとえ小さくても華美な印象を与えてしまうため避けましょう。
以下に、シーン別に使いやすいヘアアクセサリーをまとめました。
| アイテム | 向いている髪型 |
|---|---|
| ヘアゴム(プレーンタイプ) | 一つ結び・お団子結び全般 |
| ヘアピン(アメピン・Uピン) | 後れ毛の固定、耳掛けヘア |
| シニヨンネット | お団子・シニヨンスタイル |
| バレッタ | 一つ結び、ショートヘアのハーフアップ |
| シュシュ | 一つ結び、お団子結び(素材に注意) |
いずれのアイテムを選ぶ場合も、「黒・無地・マット」という3つの条件を満たしているかどうかを、購入前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ|お葬式の髪型は季節を問わず清潔感と控えめさを

ここまで、お葬式にふさわしい髪型の基本マナーから、男女・子ども別の具体的なヘアスタイル、そして夏場の酷暑対策まで、幅広く解説してきました。
お葬式の髪型において大切なのは、清潔感と控えめさを保つことです。
黒髪で、耳より低い位置でまとめ、ヘアアクセサリーは黒でマットなものを選ぶ、という基本さえ押さえておけば、大きく迷うことは少ないでしょう。
夏場は汗や湿気によってまとめ髪が崩れやすいという特有の悩みもありますが、キープ力の高いヘアアイテムや、うなじをすっきり見せるスタイルを取り入れることで、季節を問わず快適に参列できるはずです。
万が一、NGとされる髪型になってしまっていても、ヘアピンやスプレーを使った簡単な工夫で改善できるケースがほとんどです。
この記事で紹介した内容を参考にしながら、故人への敬意を込めて、心穏やかに参列していただければと思います。
葬儀のご相談・プランのご案内
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