TOP 新着情報 夏の法事の引き出物マナー|初盆で選ばれる人気の品物

夏の法事の引き出物マナー|初盆で選ばれる人気の品物

お葬式を終えて、ようやく落ち着いてきた頃に訪れるのが「初盆」の準備ではないでしょうか。

「四十九日は終えたけれど、初盆というのは何をすればよいのだろう」「引き出物は、どんな品物を選べば失礼にあたらないのだろう」。

はじめて施主を務める方にとって、こうした疑問は尽きないものです。

特に夏場に営まれる初盆では、暑さのなかで参列してくださる方々への心配りが欠かせません。

暑い時期だからこそ、引き出物の選び方ひとつで、参列者への感謝の気持ちがより丁寧に伝わるものです。

この記事では、初盆という法要の基本から、夏の法事にふさわしい引き出物の選び方、のしのマナー、渡す時期まで、順を追って分かりやすく解説していきます。

千葉県内でも、地域によってしきたりに違いが見られますので、そうした点にも触れながらご紹介していきます。

はじめての夏の法事を控えている方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

監修者 三須 榮光 株式会社セレブ 代表取締役
株式会社セレブ 代表取締役 三須 榮光

葬儀社歴 30年
千葉県を中心に感謝を伝える最期のお別れのお手伝いをしています

保有資格

  • 厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
  • 海洋散骨アドバイザー
  • Happy Ending Planner
監修者の詳細をみる とじる

所属団体

  • 船橋東ロータリークラブ 第47代会長
  • 船橋商工会議所青年部 第20代会長
  • 千葉県商工会議所青年部連合会 第30代会長
  • YEG葬祭部会 初代会長
  • 公益社団法人船橋法人会 Bブロック長
  • 公益社団法人船橋青年会議所 監事
  • 公益社団法人船橋青年会議所OB会 総事務局長
  • 公益社団法人日本青年会議所冠婚葬祭部会 顧問
  • JAPAN JUNIOR MANEGMENT 第10代会長

葬儀社セレブの会社概要をみる

初盆(新盆)とは|夏に営まれる特別な法要

「初盆」という言葉は耳にしたことがあっても、具体的にどのような法要なのか、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、初盆の意味と、他の法要との違いについて解説していきます。

初盆と四十九日・一周忌との違い

初盆」とは、故人が亡くなってから、はじめて迎えるお盆のことを指します。

地域によっては「新盆(にいぼん・しんぼん)」と呼ばれることもあり、千葉県内でも呼び方が分かれる傾向にあります。

四十九日は、故人が仏となるための忌明けの法要であり、一周忌は満1年の命日に営む年忌法要です。

これらに対して、初盆はお盆の時期という決まったタイミングで行われる、少し性質の異なる法要といえるでしょう。

すでに四十九日を終えている場合、初盆が故人を偲ぶ最初の大きな節目として営まれることになります。

四十九日を終えていない場合は、その年の初盆を1年後に見送るという考え方が一般的なので、事前に菩提寺や親族と確認しておくと安心です。

初盆はいつ、どのように営むのか

初盆の時期は、一般的に8月13日から16日にかけての、いわゆる旧盆(月遅れ盆)に営まれることが多いです。

千葉県では、都心部に近いエリアを中心に7月盆(新暦盆)を採用する地域もあるものの、県内の多くの地域では8月の月遅れ盆で行われる傾向にあります。

当日は、僧侶を招いて読経をあげてもらい、その後に親族や故人と親しかった方々を招いて会食をするのが一般的な流れです。

初盆では、白提灯を飾ったり、精霊棚を設けたりと、通常のお盆よりも丁寧な準備をするご家庭が多く見られます。

こうした背景から、初盆は親族だけでなく、生前故人と縁のあった方々が幅広く参列することも珍しくありません。

参列してくださった方々への感謝の気持ちを込めて、引き出物をしっかりと準備しておくことが、施主としての大切な務めになるでしょう。

法事の引き出物とは|基本の意味とマナー

初盆をはじめとする法事において、参列者へお渡しする「引き出物」には、押さえておくべき基本的なマナーがあります。

ここでは、その意味と金額の考え方について解説していきます。

「引き出物」と「お返し(返礼品)」の違い

法事における「引き出物」とは、当日参列してくださった方に、その場でお渡しする品物のことです。

一方で、法事に参列できず、後日お供えやお花などを送ってくださった方には、あらためて「お返し(返礼品)」を用意して郵送するのが一般的です。

つまり、当日渡すか、後日郵送するかによって、呼び方や準備の仕方が変わってくるということです。

初盆であれば、当日いらした親族や故人の友人には引き出物をお渡しし、遠方で参列できなかった方でお供えを送ってくださった方には、後日あらためてお返しの品を手配する、という流れになります。

どちらも、参列やお心遣いへの感謝の気持ちを形にするものである点は共通しています。

金額の相場と考え方

引き出物の金額は、地域や家庭によって幅がありますが、一般的には2,000円から5,000円程度が目安とされています。

初盆でいただくお供え(御仏前・御供物料)の金額にかかわらず、参列者全員に同じ品物をお渡しするのが基本的な考え方です。

一家族でご夫婦や親子が揃って参列された場合も、引き出物は1世帯につき1つとするのが通例とされています。

ただし、千葉県内でも地域によっては、複数の品物をひとまとめにしてお渡しする風習が残っているところもあります。

不安な場合は、菩提寺や地域の年配の親族に確認しておくと、当日になって慌てずに済むでしょう。

なお、後日お返しを送る場合は、いただいた金額のおよそ3分の1から半額程度を目安に品物を選ぶのが一般的です。

夏の法事で引き出物を選ぶときのポイント

初盆は夏の暑い盛りに営まれるため、引き出物選びにも季節ならではの配慮が求められます。

ここでは、夏場だからこそ意識しておきたい2つのポイントを紹介していきます。

暑さに負けない「日持ち・常温保存」できる品を選ぶ

夏の法事における引き出物選びで、もっとも大切にしたいのが「日持ちのする品物」を選ぶことです。

真夏の暑さのなかでは、生菓子やチルド食品など、要冷蔵の品物を選んでしまうと、参列者が持ち帰るあいだに傷んでしまう可能性があります。

特に、車を持たない参列者が電車やバスで帰る場合、保冷剤なしでの持ち運びは大きな負担になりかねません。

そのため、常温でも品質が保たれる、乾物や焼き菓子、麺類などが引き出物として選ばれやすい傾向にあります。

千葉県内は房総エリアをはじめ、車での移動を前提とする地域も多い一方、都心に近い北西部では公共交通機関を利用する参列者も少なくありません。

参列者の交通手段まで想像しながら、品物を選んでみるとよいでしょう。

持ち帰りの負担を減らす「軽くてかさばらない」品を選ぶ

もうひとつ意識したいのが、軽さコンパクトさです。

初盆には、遠方から親族が駆けつけてくださるケースも多く、そうした方々にとって、重くかさばる品物は移動の負担になってしまいます。

以下に、夏の引き出物選びで押さえておきたいポイントをまとめました。

  • 常温保存が可能で、暑さによる劣化の心配が少ない
  • 持ち運びしやすい、軽量でコンパクトなサイズ
  • 好みが分かれにくい、実用性の高い品物
  • 派手すぎないパッケージデザイン

こうした条件を満たす品物を選んでおけば、参列者に余計な気遣いをさせず、感謝の気持ちだけをまっすぐに届けることができるでしょう。

初盆・夏の法事におすすめの人気引き出物

ここからは、実際に初盆や夏の法事で選ばれることの多い、具体的な引き出物を紹介していきます。

いずれも、暑い季節ならではの事情を踏まえた、定番の品物です。

そうめん|夏の法事の定番として選ばれる理由

夏の法事の引き出物として、特に根強い人気を誇るのが「そうめん」です。

そうめんは軽量で日持ちがし、なおかつ暑い時期に涼を感じられる食品であることから、夏の法事における定番の品物として広く選ばれています。

さらに、そうめんは好き嫌いが分かれにくく、幅広い年代の方に喜ばれやすいという特徴もあります。

千葉県は九十九里エリアをはじめ、水産業や農業が盛んな土地柄もあり、素麺やうどんといった乾麺類を贈答品として選ぶ文化が古くから根付いている地域でもあります。

初盆の引き出物に迷ったときは、まずそうめんを候補に入れてみるとよいでしょう。

お茶・コーヒーなどの飲料ギフト

お茶」や「コーヒー」といった飲料ギフトも、法事の引き出物として長年選ばれ続けている定番品です。

仏事とお茶には古くから深い関わりがあるとされ、日本茶の詰め合わせは、特に年配の参列者を中心に喜ばれやすい品物といえます。

一方で、若い世代の参列者が多い場合には、コーヒーや紅茶を組み合わせたギフトを選ぶことで、より幅広い世代に対応できるでしょう。

いずれも常温で保存でき、軽量である点も、夏の引き出物としてふさわしい理由のひとつです。

水羊羹・ゼリーなど涼を感じる和菓子・洋菓子

夏らしさを演出したい場合には、「水羊羹」や「ゼリー」といった、涼しさを感じさせる和菓子・洋菓子もおすすめです。

見た目にも涼やかで、暑い時期の会食後に持ち帰っていただく品物として、参列者に喜ばれやすい傾向にあります。

ただし、商品によっては保冷が必要なものもあるため、購入の際は常温保存が可能かどうかを必ず確認しておきましょう。

個包装になっているタイプであれば、日持ちもしやすく、家族で分けやすいという点でも実用性が高いといえます。

タオル・寝具などの実用品

タオル」や寝具といった実用品も、法事の引き出物として定番の選択肢です。

食品と違って賞味期限を気にする必要がなく、どのご家庭でも使いやすいという点が、長く選ばれ続けている理由でしょう。

特に、今治タオルなど品質にこだわったタオルは、贈答品としての格式も感じられるため、初盆のような丁寧な法要の引き出物にも適しています。

軽量でコンパクトに梱包できる点も、夏場の持ち帰りという観点から見て、うれしいポイントです。

カタログギフト|先方に選んでもらえる安心感

近年、幅広い世代から支持を集めているのが「カタログギフト」です。

参列者自身が、掲載された商品のなかから好きな品物を選べるという仕組みは、好みが分からない相手への贈り物として、非常に理にかなっています。

価格帯も豊富に用意されているため、予算に応じて選びやすいという点も魅力のひとつです。

初盆には、普段あまり付き合いのない親族や、故人の遠い知人が参列することもあるでしょう。

そうした場合、カタログギフトであれば、先方の好みを気にせず贈ることができ、施主としても安心して選べる品物だといえます。

引き出物にのしをかけるときのマナー

引き出物を用意する際には、品物選びだけでなく「のし(掛け紙)」のマナーも忘れてはいけません。

ここでは、表書きと水引の基本について解説していきます。

表書きは「志」「粗供養」|地域による違い

法事の引き出物にかける掛け紙の表書きは、全国的には「志」が広く使われています。

一方で、関西地方をはじめとする西日本では「粗供養」という表書きが一般的です。

千葉県は、基本的に「志」を用いる関東の慣習に沿った地域が多く、初盆の引き出物であれば「志」と記載しておけば、まず失礼にあたることはないでしょう。

ただし、ご家族の出身地が西日本にルーツを持つ場合など、家によっては「粗供養」を使うケースもあるため、迷ったときは菩提寺や年配のご親族に確認しておくと安心です。

水引の種類と選び方

水引については、「黒白結び切り」または「黄白結び切り」を選ぶのが一般的です。

結び切りとは、一度結ぶと簡単にはほどけない結び方のことで、「不幸が二度と起きないように」という願いが込められています。

千葉県を含む関東エリアでは、黒白の結び切りが広く使われる傾向にありますが、地域や家によっては黄白を用いるケースも見られます。

迷った際は、葬儀を担当した葬儀社やギフトショップに相談すれば、地域の慣習に合わせた適切なのしを案内してもらえるでしょう。

引き出物を渡す時期とお礼状のマナー

引き出物は、渡すタイミングによっても、準備の仕方が変わってきます。

ここでは、当日渡す場合と、後日郵送する場合、それぞれのマナーを解説していきます。

法事当日に渡す場合

初盆の引き出物は、基本的に法要当日、会食が終わったタイミングでお渡しするのが一般的です。

参列者一人ひとりに手渡しできる場合は、感謝の言葉を添えながらお渡しするとよいでしょう。

参列者の人数が多く、手渡しが難しい場合には、あらかじめ会食会場の席に用意しておくという方法もあります。

その場合は、施主からの挨拶のなかで「お帰りの際にお持ち帰りください」と一言添えておくと、参列者も戸惑わずに済むはずです。

当日お渡しする場合は、基本的にお礼状を添える必要はありませんが、のしをかけた品物であれば、それだけで十分に感謝の気持ちは伝わります。

欠席者へ後日郵送する場合

初盆に参列できなかった方から、後日お供えやお花が届いた場合には、お礼状を添えたお返しを用意して郵送するのが丁寧な対応です。

発送の目安としては、法要が終わってから1週間から2週間程度を目安にするとよいでしょう。

あまり時間が空きすぎてしまうと、かえって失礼にあたる可能性があるため、早めの手配を心がけてください。

お礼状には、初盆が滞りなく終わったことの報告と、お心遣いへの感謝の言葉を添えると、より丁寧な印象になります。

こうした後日対応まで含めて、初盆という法要はひとつの区切りを迎えることになります。

まとめ|初めての夏の法事も、季節に配慮した引き出物で心を伝えよう

ここまで、初盆という法要の基本から、夏の法事にふさわしい引き出物の選び方、のしのマナーまで、幅広く解説してきました。

はじめて施主を務める初盆は、分からないことも多く、不安を感じる方も少なくないでしょう。

しかし、日持ちのする品物軽くてかさばらない品物という、夏ならではのポイントさえ押さえておけば、大きく迷うことはないはずです。

そうめんやお茶、水羊羹など、季節感のある品物を選ぶことで、参列してくださった方々への感謝の気持ちも、より丁寧に伝わることでしょう。

大切なのは、形式にとらわれすぎることなく、故人を偲ぶ気持ち参列者への心配りを大切にすることです。

この記事で紹介した内容を参考に、はじめての夏の法事を、安心して迎えていただければと思います。

法事・法要のご相談は私たちにお任せください

お葬式を終えたあとも、初盆や年忌法要など、故人を偲ぶ機会は続いていきます。

「初盆の準備はどこから始めればよいのか分からない」「引き出物選びに自信がない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

私たちは、お葬式のお手伝いだけでなく、その後の法要のご相談や、返礼品選びのサポートまで、継続して寄り添うサービスをご提供しております。

千葉県内の地域ごとの慣習にも精通したスタッフが、丁寧にご案内いたします。

お葬式を終えられたあとも、何かお困りごとがございましたら、いつでもお声がけください。

大切な方を偲ぶ時間が、心穏やかなものとなるよう、私たちが末永くサポートいたします。

関連記事

お葬式の髪型マナー|夏の酷暑対策も解説

お葬式の髪型マナー|夏の酷暑対策も解説

葬式の曲ランキング|選び方と人気曲を徹底解説

葬式の曲ランキング|選び方と人気曲を徹底解説

夏の葬式服装マナー【女性版】暑さ対策も徹底解説

夏の葬式服装マナー【女性版】暑さ対策も徹底解説