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喪中はがきの書き方|文例とマナーを解説

今年、大切なご家族を見送られた方にとって、年末が近づくと気になるのが「喪中はがき」ではないでしょうか。
「何を書けばいいのだろう」「いつまでに出せばいいのだろう」と、手が止まってしまう方も少なくありません。

喪中はがきは、毎年年賀状を交わしている方へ、新年のごあいさつを控えることを前もってお知らせするための便りです。
書く内容と順番には、ある程度の決まりがあります。
決まりを知っておけば、むずかしく考えすぎずに書き進められます。

この記事では、喪中はがきの書き方を5つの構成に分けて、続柄別の文例とあわせてご紹介します。
出す時期や相手の範囲、年末に間に合わなかったときの対応まで、千葉県船橋市の葬儀社セレブがお伝えします。

監修者 三須 榮光 株式会社セレブ 代表取締役
株式会社セレブ 代表取締役 三須 榮光

葬儀社歴 30年
千葉県を中心に感謝を伝える最期のお別れのお手伝いをしています

保有資格

  • 厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
  • 海洋散骨アドバイザー
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所属団体

  • 船橋東ロータリークラブ 第47代会長
  • 船橋商工会議所青年部 第20代会長
  • 千葉県商工会議所青年部連合会 第30代会長
  • YEG葬祭部会 初代会長
  • 公益社団法人船橋法人会 Bブロック長
  • 公益社団法人船橋青年会議所 監事
  • 公益社団法人船橋青年会議所OB会 総事務局長
  • 公益社団法人日本青年会議所冠婚葬祭部会 顧問
  • JAPAN JUNIOR MANEGMENT 第10代会長

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喪中はがきとは?年賀状を控えるお知らせ

喪中はがきは、正式には「年賀欠礼状」といいます。
身内に不幸があった年に、「新年のごあいさつ(年賀状)を控えます」と相手にお知らせするためのはがきです。

喪中はがきを出す目的

喪中はがきのいちばんの目的は、相手に年賀状を出す前に知らせることです。
お祝いの言葉が並ぶ年賀状を、喪に服している方に送ってしまうと、送った側も気まずい思いをします。
先にお知らせしておけば、相手も安心して年賀状を控えることができます。

あわせて、故人さまが亡くなったことを、葬儀でお知らせできなかった方へ伝える役割もあります。
家族葬が増えた今は、喪中はがきで初めて訃報を知る方もめずらしくありません。

喪中となる親族の範囲

喪中はがきを出すかどうかは、故人さまとの関係で考えます。
一般的には、2親等以内の親族が亡くなったときに出すことが多いです。

親等亡くなった方
0親等夫・妻
1親等父・母、義父・義母、子ども
2親等祖父母、兄弟姉妹、孫、配偶者の祖父母・兄弟姉妹

ただし、これは目安です。
同居していなかった祖父母や、配偶者の兄弟姉妹の場合は、喪中はがきを出さないご家庭もあります。
反対に、3親等以上でも、一緒に暮らしていた方や親しくしていた方であれば、出してもかまいません。

迷ったときは、ご家族や親族のあいだで相談して決めるのがよいでしょう。

喪中はがきの書き方|5つの構成

喪中はがきの文面は、次の5つで組み立てます。

  1. 年賀欠礼のあいさつ
  2. 故人の続柄・名前・亡くなった時期
  3. これまでのお礼と、相手を気づかう言葉
  4. 日付
  5. 差出人

この順番で書けば、必要なことが過不足なく伝わります。
ひとつずつ見ていきましょう。

①年賀欠礼のあいさつ

最初に、喪中のため年賀状を控えることをお伝えします。

例
喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます

「年頭のご挨拶」「新年のご挨拶」などの言い方もあります。
「年賀」という言葉は、お祝いの意味が強いため避ける方もいます。
気になる場合は「年末年始のご挨拶」としておくと安心です。

②故人の続柄・名前・亡くなった時期

次に、誰が・いつ亡くなったのかをお伝えします。

例
本年六月に父 太郎が八十五歳にて永眠いたしました

書き方のポイントは、次のとおりです。

  • 続柄は、差出人から見た関係で書く(父・母・祖母など)
  • 名前は、姓を省いて名だけでもよい。差出人と姓がちがう場合は姓も書く
  • 年齢は「享年八十五歳」のように享年で書くこともある
  • 亡くなった日は「六月」のように月までで十分

享年は本来、生まれた年を1歳とする「数え年」で数えます。
ただ、最近は満年齢で書く方も増えています。
どちらでも失礼にはあたりませんので、ご家族で決めておくとよいでしょう。

③これまでのお礼と相手を気づかう言葉

故人さまが生前お世話になったことへのお礼と、相手の健康や幸せを願う言葉を添えます。

例
生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

「ご厚情」はあたたかいお心づかい、「ご交誼」はおつき合いという意味です。
少しかたく感じる方は「これまでのご厚情に心より御礼申し上げます」など、言いやすい形にしてもかまいません。

④日付

最後に、はがきを出す年と月を書きます。

例
令和八年十一月

日にちまでは入れず、月までで問題ありません。
縦書きの場合は、数字を漢数字にそろえると見た目が整います。

⑤差出人

差出人として、住所と名前を書きます。
はがきの文面の左側に、日付の後ろに続けて入れるのが一般的です。

夫婦や家族の連名にする場合は、後ほど「夫婦連名・家族連名で出す場合」で詳しくご紹介します。

喪中はがきを書くときのマナー

喪中はがきは、ふだんの手紙とは少しちがう決まりがあります。
次の5つを押さえておきましょう。

頭語・時候のあいさつは省く

「拝啓」「敬具」などの頭語・結語や、「師走の候」といった時候のあいさつは省きます。
喪中はがきは、お知らせだけを簡潔に伝えるものだからです。

句読点を使わず、行頭も下げない

喪中はがきでは、句読点(、。)を使わないのが慣例です。
文の区切りは、句読点の代わりに改行や1字分の空白で表します。

段落のはじめを1字下げることもしません。
行頭をそろえて書くと、きちんとした印象になります。

近況報告や出産・結婚の知らせは書かない

喪中はがきには、喪中のお知らせ以外のことは書かないのが基本です。
引っ越しや出産、結婚などのお知らせは、喪中はがきとは別に、年が明けて落ち着いてからお伝えしましょう。

手書きでひとこと添えたい場合も、「寒さ厳しき折どうぞご自愛ください」といった気づかいの言葉にとどめます。

忌み言葉・重ね言葉を避ける

喪中はがきでも、不幸が重なることを連想させる言葉は避けます。

避けたい言葉言い換えの例
重ね重ね・たびたび・ますます深く・心より・いっそう
再び・繰り返しまた・あらためて
死亡・死去永眠・逝去

なお、「逝去」は他人の死に使う尊敬語です。
身内のことは「永眠いたしました」と書くのが一般的です。

文字の色・はがき・切手の選び方

文字は、黒または薄墨で書きます。
薄墨は「悲しみの涙で墨がうすくなった」という気持ちを表すとされています。
印刷する場合は、グレーの文字や黒の文字が多く使われています。

はがきや切手にも気を配りましょう。
郵便局では、胡蝶蘭が描かれた通常はがきや、弔事用の切手が用意されています。
年賀はがきは使いませんので、ご注意ください。

デザインは、蓮や菊などの花をあしらった、落ち着いたものを選びます。
カラー写真や明るい色づかいは控えましょう。

続柄別の喪中はがき文例

ここからは、そのまま使える文例をご紹介します。
お名前や月、年齢などをご自身の状況に合わせて書き換えてお使いください。

父・母が亡くなった場合

喪中につき年末年始のご挨拶を
謹んでご遠慮申し上げます

本年六月に父 太郎が八十五歳にて永眠いたしました

生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

令和八年十一月

(住所)
(差出人名)

祖父・祖母が亡くなった場合

喪中につき年頭のご挨拶を
失礼させていただきます

本年三月に祖母 花子が九十二歳にて永眠いたしました

ここに本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに
皆様に良き年が訪れますようお祈り申し上げます

令和八年十一月

(住所)
(差出人名)

夫・妻が亡くなった場合

喪中につき年末年始のご挨拶を
謹んでご遠慮申し上げます

本年九月に夫 一郎が七十八歳にて永眠いたしました
長年にわたり夫に賜りましたご厚情に心より御礼申し上げます

寒さに向かう折から皆様どうぞご自愛ください

令和八年十一月

(住所)
(差出人名)

配偶者を亡くされた場合は、故人さまに代わってお礼を伝える一文を入れると、気持ちが伝わりやすくなります。

夫婦連名・家族連名で出す場合

夫婦や家族の連名で出すときは、続柄の書き方に注意が必要です。
続柄は、連名のうち先に名前を書く方(多くは世帯主)から見た関係で書くのが基本です。

たとえば、夫と妻の連名で、妻の父が亡くなった場合は次のように書きます。

  • 「義父 鈴木太郎」と、夫から見た続柄で書く
  • 「妻 花子の父 鈴木太郎」と、誰の親かがわかるように書く

姓がちがう場合は、姓も入れて書くと、受け取った方が誰のことか迷わずにすみます。

夫婦それぞれの親が同じ年に亡くなった場合は、1枚のはがきに2人分を並べて書いてもかまいません。
亡くなった順に書くのが一般的です。

喪中はがきはいつ・誰に出す?

最後に、出す時期と相手について確認しておきましょう。

出す時期は11月から12月上旬まで

喪中はがきは、相手が年賀状を準備しはじめる前に届くように出すのがマナーです。
目安は、11月中旬から12月上旬までです。

年賀状の引き受けは、例年12月15日に始まります。
それより前に届けば、相手も年賀状を書き直す手間がかかりません。

早すぎても、相手が忘れてしまうことがあります。
10月以前に亡くなった場合でも、11月に入ってから出すとよいでしょう。

出す相手と、出さなくてもよい相手

喪中はがきを出す相手は、主に次のような方です。

  • 毎年、年賀状をやりとりしている方
  • 故人さまが生前、年賀状をやりとりしていた方
  • 親しい友人・知人

一方で、次のような方には出さないこともあります。

  • 葬儀に参列し、喪中であることをご存じの近しい親族
  • 仕事上のおつき合いだけの方

仕事関係の方には、喪中はがきを出さずに、例年どおり会社として年賀状を出す場合もあります。
個人のおつき合いと、会社としてのおつき合いを分けて考えるとよいでしょう。

故人さまの交友関係を知りたいときは、故人さまのもとに届いていた年賀状を見返すと、出す相手を確かめやすくなります。

年末に亡くなった・間に合わなかったときは寒中見舞いで

12月に入ってから亡くなった場合や、準備が間に合わなかった場合は、無理に喪中はがきを出す必要はありません。
年が明けてから、寒中見舞いとしてお知らせします。

寒中見舞いを出す時期は、松の内が明けてから立春(2月4日ごろ)までです。
松の内は一般的に1月7日までですが、地域によっては1月15日までとするところもあります。

寒中見舞いの例

寒中お見舞い申し上げます

昨年十二月に母 和子が八十歳にて永眠いたしました
年末のことでご通知が遅れましたことをお詫び申し上げます

本年も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます

令和九年一月

喪中はがきを出したあとに、相手から年賀状が届いた場合も、寒中見舞いでお返事をします。
「ご丁寧に年賀状をいただきありがとうございました」と、お礼を添えるとよいでしょう。

まとめ

喪中ハガキのイメージ

喪中はがきは、新年のごあいさつを控えることを、前もって相手にお知らせする便りです。

  • 文面は「欠礼のあいさつ・故人のこと・お礼・日付・差出人」の5つで組み立てる
  • 句読点や頭語、時候のあいさつは使わない
  • 近況報告や出産・結婚の知らせは書かない
  • 11月中旬から12月上旬までに届くように出す
  • 間に合わないときは、年明けに寒中見舞いで

形式に決まりはありますが、いちばん大切なのは、故人さまを大切に想う気持ちと、相手を気づかう気持ちです。
決まりにとらわれすぎず、ご家族で相談しながら、心をこめて準備していただければと思います。

セレブはお葬式後も万全サポートいたします

お葬式が終わってからも、ご遺族にはたくさんのやることが続きます。
四十九日の法要、香典返し、役所での手続き、遺品の整理。
喪中はがきの準備も、そのひとつです。

株式会社セレブでは、お葬式のあとも、ご遺族のそばでお手伝いを続けています。

  • 四十九日の後返し:品物選びから、熨斗、挨拶状の手配まで。挨拶状は何種類かの雛形からお選びいただけます
  • 法事・法要:日程や会場、ご僧侶の手配、お食事のご相談まで
  • 遺品整理・お焚き上げ:お見積りは無料です。思い出の品も、ていねいにご供養いたします
  • 葬儀後の手続き:提携している葬儀後専門の司法書士・行政書士・税理士などをご紹介します

「何から手をつければいいかわからない」というときも、どうぞひとりで抱えこまずにご相談ください。
船橋の地で、たくさんの方の「最期のありがとう」をお手伝いしてきたスタッフが、ひとつずつ一緒に整えてまいります。

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