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敬老の日の起源・由来は?大切な人と感謝の時間を

毎年9月の第3月曜日にやってくる「敬老の日」。街にはお花や贈り物の広告があふれ、ギフト選びに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。けれど、敬老の日の本当の意味は、贈り物の中身よりも「誰に、どんな想いを届けるか」にあります。この記事では、敬老の日がどのように生まれ、どのような想いが込められてきたのかをたどりながら、大切な人と過ごす時間について、改めて考えるきっかけをお届けします。

監修者 三須 榮光 株式会社セレブ 代表取締役
株式会社セレブ 代表取締役 三須 榮光

葬儀社歴 30年
千葉県を中心に感謝を伝える最期のお別れのお手伝いをしています

保有資格

  • 厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
  • 海洋散骨アドバイザー
  • Happy Ending Planner
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所属団体

  • 船橋東ロータリークラブ 第47代会長
  • 船橋商工会議所青年部 第20代会長
  • 千葉県商工会議所青年部連合会 第30代会長
  • YEG葬祭部会 初代会長
  • 公益社団法人船橋法人会 Bブロック長
  • 公益社団法人船橋青年会議所 監事
  • 公益社団法人船橋青年会議所OB会 総事務局長
  • 公益社団法人日本青年会議所冠婚葬祭部会 顧問
  • JAPAN JUNIOR MANEGMENT 第10代会長

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敬老の日とは

敬老の日はいつ?

現在の敬老の日は、9月の第3月曜日です。もともとは9月15日に固定されていましたが、2003年(平成15年)にハッピーマンデー制度が導入されたことで、月曜日に移動する形となりました。

敬老の日の趣旨

「国民の祝日に関する法律」では、敬老の日の趣旨を「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日と定めています。単なる休日ではなく、長く社会や家族を支えてきた方々への敬意を形にする日、というのが本来の姿です。

敬老の日の起源・由来

起源には諸説ある

敬老の日の起源については、実はいくつかの説が伝えられています。聖徳太子が高齢者や病人を保護するための施設「悲田院(ひでんいん)」を設けた日を起源とする説、元正天皇が「養老の滝」へ行幸し、老いた父を思う親孝行の逸話にちなんだ日を起源とする説などです。どちらも、古くから日本に「年長者を敬い、いたわる」という文化が根づいていたことを物語っています。

こうした諸説の中でも、現在の敬老の日に直接つながる由来として最も有力とされているのが、次に紹介する兵庫県野間谷村の「敬老会」です。

兵庫県野間谷村の「敬老会」が始まり

敬老の日の起源は、1947年(昭和22年)、兵庫県多可郡野間谷村(現在の兵庫県多可町)で開かれた「敬老会」にさかのぼります。当時の村長が「お年寄りを大切にし、その知恵を借りて村づくりをしよう」と呼びかけ、村をあげて高齢者を敬い、感謝を伝える会を催しました。これが、後に全国へと広がっていく敬老行事の原点となります。

なぜ9月15日に行われたのか

敬老会が9月15日に開かれたのには、いくつかの理由があるといわれています。農作業がひと段落する農閑期であったこと、気候が穏やかで人が集まりやすかったこと、そして聖徳太子や元正天皇にまつわる故事にちなんでいたことなどが背景にあるとされます。特別な儀式としてではなく、地域の暮らしに根ざした素朴な思いやりから始まった行事だったのです。

「としよりの日」から「老人の日」、そして「敬老の日」へ

野間谷村で始まった敬老会は、その意義が県内外で認められて兵庫県全体に広がり、やがて全国各地で行われるようになりました。当初は「としよりの日」と呼ばれていましたが、呼び方が失礼にあたるという声も上がり、1964年(昭和39年)に「老人の日」へと改称されます。

国民の祝日としての制定

そして1966年(昭和41年)、「国民の祝日に関する法律」の改正により、9月15日は正式に「敬老の日」として国民の祝日に加わりました。一つの村で始まった小さな行事が、約20年の歳月を経て日本全体で高齢者を敬う日へと育っていった歴史は、それだけ多くの人がこの想いに共感し、受け継いできた証といえるでしょう。

敬老の日は日本独自の文化

「祖父母の日」や高齢者を敬う記念日は海外にも見られますが、国全体で「長寿を祝う日」として祝日に定めているのは、実は日本独自の文化です。一つの村の敬老会から始まった小さな取り組みが、法律で定められた国民の祝日にまで育っていったのは、それだけ多くの日本人が「年長者を敬う」という価値観に共感してきたからだといえるでしょう。

敬老の日は何歳からお祝いする?

日本の老人福祉法などで65歳を一つの目安としています。とはいえ、敬老の日に明確な年齢の決まりはありません。65歳を超えても現役で働く方が増えている今、「何歳から」と線を引くこと自体、あまり意味を持たなくなってきているとも言えます。大切なのは年齢ではなく、「感謝を伝えたい」と思ったときが、その人にとっての敬老の日の始まりだということです。

長寿を祝う「年祝い」の文化

日本には、敬老の日以外にも、人生の節目で長寿を祝う「年祝い」の文化が古くから根づいています。多くは数え年で祝われますが、近年は満年齢で行うことも増えています。

  • 還暦(かんれき):満60歳のお祝い。生まれた年の干支に還ることから、赤いものを贈る風習があります。赤は魔除けの色とされ、これからも災いなく過ごしてほしいという願いが込められています。
  • 古希(こき):数え年70歳のお祝い。中国の詩人・杜甫の「人生七十古来稀なり」という一節に由来します。
  • 喜寿(きじゅ):数え年77歳のお祝い。「喜」の草書体が七十七に見えることに由来します。
  • 傘寿(さんじゅ):数え年80歳のお祝い。「傘」の略字が八十に見えることに由来します。
  • 米寿(べいじゅ):数え年88歳のお祝い。「米」の字を分解すると八十八になることに由来します。
  • 卒寿(そつじゅ):数え年90歳のお祝い。「卒」の略字が九十に見えることに由来します。
  • 白寿(はくじゅ):数え年99歳のお祝い。「百」から一を引くと「白」になることに由来します。
  • 紀寿(きじゅ):数え年100歳のお祝い。百寿とも呼ばれます。

100歳を超えてからも、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)、大還暦(120歳)といったお祝いが続きます。一つひとつの名前に由来があり、そこには長く生きてきたことそのものを喜び、感謝する気持ちが込められているのです。

敬老の日に込められた想い ― 人と人との関わりを見つめ直す機会に

こうして起源をたどっていくと、敬老の日はもともと、贈り物のために生まれた日ではないことが分かります。一つの村で、お年寄りを大切に思う気持ちから始まり、それが少しずつ形を変えながら、全国の家族へと広がっていった。その根っこにあるのは、「支えてくれた人に、感謝を伝えたい」というシンプルな想いです。

50代、60代を迎える頃になると、親と過ごせる時間には限りがあることを、ふと意識する場面が増えてきます。ご自身のこれからについて考え始める方も少なくないのではないでしょうか。だからこそ敬老の日は、贈り物を選ぶこと以上に、「今、隣にいてくれる大切な人」について、改めて想いを馳せる機会にしてみてはいかがでしょうか。一緒に過ごした時間や、かけてもらった言葉、支えてもらった記憶――そうしたものを振り返ることは、これからの家族との関わり方を考える、静かなきっかけにもなります。

普段の暮らしの中では、家族との関わりはあって当たり前のものとして、つい見過ごされがちです。しかし、当たり前だと思っていた時間ほど、後から振り返るとかけがえのないものだったと気づくことも少なくありません。敬老の日という一つの節目は、そうした気づきを、誰かを亡くしてからではなく、今この瞬間に得られる貴重な機会でもあるのです。

大切な人に「ありがとう」を伝える敬老の日の過ごし方

一緒に過ごす時間をつくる

特別なことをしなくても、一緒に食事をしたり、近況を話したりするだけで、十分な時間になります。顔を合わせて話すこと自体が、何よりの贈り物です。

感謝の言葉を伝える

「ありがとう」は、普段照れくさくてなかなか言えない言葉かもしれません。手紙や電話でも構いません。言葉にして伝えることで、想いはきちんと届きます。

気持ちを添えた贈り物

形に残るものを贈りたいときは、大げさなものである必要はありません。花や食べ物など、ちょっとしたもので気持ちを添えるだけで十分です。大切なのは贈り物の中身よりも、そこに込めた気持ちです。

敬老の日についてよくある質問

Q. 敬老の日はいつから始まったのですか? A. 1947年(昭和22年)、兵庫県野間谷村(現・兵庫県多可町)で開かれた「敬老会」が始まりとされています。その後1966年に国民の祝日として制定されました。

Q. なぜ「敬老の日」という名前になったのですか? A. 当初は「としよりの日」と呼ばれていましたが、呼び方が失礼にあたるという声を受けて1964年に「老人の日」へ改称され、1966年の祝日制定にあわせて「敬老の日」という名称になりました。

Q. 敬老の日はなぜ9月にあるのですか? A. 起源となった野間谷村の敬老会が、農閑期で気候も穏やかな9月15日に開かれたことによります。現在は2003年のハッピーマンデー制度により、9月の第3月曜日となっています。

まとめ

敬老の日は、1947年に兵庫県の小さな村で始まった「敬老会」を起源とし、多くの人々の共感を得ながら、国民の祝日へと育っていきました。その歴史をたどると、この日の本質が贈り物選びではなく、支えてくれた人への感謝と、人と人との関わりを見つめ直すことにあると分かります。今年の敬老の日は、大切な人と過ごす時間そのものを、贈り物として届けてみてはいかがでしょうか。

いつか訪れる別れの前に、今できることを

親との時間、そしてご自身のこれからについて考え始めた方の中には、「もしものとき、どう送り出してあげたいか」「自分自身の最期は、どうありたいか」を、漠然と考え始めている方もいらっしゃるかもしれません。セレブ葬儀社では、そうした想いに寄り添いながら、事前のご相談や会員登録を通じて、大切な人やご自身の「その時」に、慌てず向き合える準備をお手伝いしています。敬老の日をきっかけに、少しだけ先のことにも目を向けてみませんか。まずは、お気軽な事前相談から承っております。

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